
シヴィザードは1994年に海外で発売された Master of Magic (MoM) という作品がベースになっており、1997年にグラフィックスを向上させて PlayStation に移植されました。ファンタジーターン制シミュレーションゲームの開祖として現在でも語り継がれている伝説の作品と言ってもよいと思います。
私は当時D&Dなどの海外TRPGの世界観が好きだったので、それにシミュレーションゲームの要素をミックスしたこのゲームの虜になりました。日本人に解り易く説明するならばドラクエや初期のファイナルファンタジー、映画ロード・オブ・ザ・リングのような剣と魔法の世界ですね。そういった世界を背景に自分自身の手で無限に物語を綴っていけるようなこの体験は他のゲームではなかなか得られない物でした。自分にとって特別なゲームを一つ上げるとするならば迷わずシヴィザードと答えるでしょう。
時代は流れ、やがて私はシヴィザードの続編を求めるようになります。HEROES of Might and Magic3や4、シヴィライゼーション4のModであるFall from Heaven2、などなど類似のゲームのニュースを見つけると購入してはシヴィザードと比較しながらプレイしていました。しかし長い年月の間、自分の中でシヴィザードを超えるゲームに出会うことはありませんでした。そして2014年、ついにAoW3との衝撃の出会いを迎える事になります。
AoW3をプレイすればすぐに気が付きますが、この作品の世界観やゲームシステムはシヴィザードとほぼ同じです。少し調べてみると海外では一部のファンからMoMの spiritual successor(魂の継承者/心の続編)などと呼ばれているようですね。もちろん細かい点で違うところは沢山あります。しかしそのゲーム性はシヴィザードの続編と呼ぶのに十分相応しい内容だと感じました。また、単にノスタルジーを満たしてくれるだけではなく、最新の技術で描写される美しいユニットを戦略性のあるヘックス戦で操ることの楽しさは他のゲームでは得がたい物だと思います。我々はついにシヴィザードを超えるゲームを手に入れたのです!!
ターン制シミュレーションゲームは現在CIVを除くと非常にマイナーな存在になっており、AoW3をプレイしている人もそれ程多くない状況です。しかしかつてシヴィザードやMoMにハマったことのある人は想像以上に多いのではないかと思っています。そんな方々には是非ともAoW3を手に取ってもらって新たなファンタジー物語を綴って貰いたいと思います。例えるならあのシヴィザードが最先端の技術とビジュアルで復刻し続々と拡張DLCがリリースされているんですよ!!そう考えたら凄くワクワクしませんか?!もちろん完全に日本語化する事が可能です。しかもその品質は最高です。これはもうPCを買ってでもやる価値があると断言します!!
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テーマ : TVゲーム・PCゲーム
ジャンル : ゲーム